トレーディングカードゲームとは

トレーディングカード(トレカ)ゲームは、アメリカに端を発し、日本では2000年代後半以降に盛んになりました。

トレーディングカードゲームは、各プレイヤーコレクションしたカードの中から、自由に、あるいはルールに則して組み合わせたカードの束(「デッキ」と呼ぶ)を持ち寄り、2人以上で対戦を行うゲームを指します。原則として、デッキはプレイヤーひとりひとりが1つずつ用意し、同じタイトルでも持ち主が異なるカードやデッキを混ぜて遊ぶことはありません。

ひとつのトレーディングカードゲームには通常、何百種類という数のカードが存在し、それぞれのカードにはアニメなどのキャラクターをはじめ、様々なイラストが描かれています。また、その描かれたイラストに合わせて、カードごとに異なった能力値や効果が与えられ、数字や文章などで表記されている。これらのカードを組み合わせて作るデッキは、非常にバリエーションに富んだものとなり、

特定のキャラクターを中心としたデッキを組み、その個性を楽しむ。

などといった遊び方ができるようになっています。これらの探究をすることが、子供達の知的好奇心を刺激し、「よりよいカードを集めたい」という欲求をもたらします。

通常カードには、「レアリティ」「レアネス」などと呼ばれる希少度の段階があります。主にゲームの根幹となる基本的な効果を割り当てられたカードの希少度は低く、ゲーム内において効果の高い、あるいは複雑な効果を持つカードの希少度は高く設定されています。

これらの「レアカード」を集め、独自の戦術を繰り出し、相手に勝つという面白さが近年爆発的人気を博しています。各カードゲームのメーカーも「大会」を開催するなどして、更なる楽しみを味わえる工夫をしています。

                                  出典参照:wikipedia

玩具・ゲーム業界の救世主

経済産業省の「特定サービス産業動態統計」によれば、2011年度のゲームソフト売上高は、前年比18.9%減3511億円と3年連続のマイナス成長となりました。

東日本大震災などの影響により、2011年度は、いわゆる「巣ごもり」需要が増加したにも関わらず、携帯ソーシャルゲーム市場に押され、パッケージゲームは売上高が激減しました。

そうした中、トレーディングカードは前年比25.2%の増となり、初めて1,000億円の大台を超えました。

トレーディングカードは、

  • 単価が安い
  • 他者とコミュニケーションをとりながら遊ぶことができる

などの要素が、多くのユーザーの支持を受け、市場拡大に寄与しました。